ペンギンの名前の由来と生態は? よちよち歩きに癒される!

ペンギンといえば、海を泳ぐ鳥類として抜群に可愛く、まん丸の体でヨチヨチ歩く姿は愛嬌がありますよね。
子どもたちでもペンギンと聞けばわかるくらい有名ですね。でもペンギンという名前にはどんな由来がありますか。ペンギンはどんな生き物で、なぜペンギンと呼ばれるのでしょうか。

実は脚が長い?昔は空を飛んでいた?意外と知らないペンギンの生態とは

ペンギンの生態は?

ペンギンはペンギン目ペンギン科の鳥類です。
6属18種類存在し、海を泳ぐことができますが、空は飛べません。
しかし発見された化石から、最古のペンギンは空を飛んでいたということが分かっているようです。

体の高さは40~130㎝
体重は約45㎏
コウテイペンギンが最も大型のペンギンです。

どんな特徴がありますか

体の40~50%が脂肪であり、その十分な皮膚下の脂肪により寒く厳しい環境を生き抜きます。
アジやイワシなどの魚を食べて生き、くちばしには歯がないので丸飲みします。
ペンギンはその短い脚とヨチヨチ歩きが特徴的ですが、実は見えているより長く脚が存在していることが、レントゲンを撮ると分かります。
しかし見えていない部分の脚は体の中で折りたたまれた状態で固定されていて、伸ばすことはできないのです。

ペンギンがかわいい理由を掘り下げます

人懐こくて社交的、夫婦仲がよく協力して子育てするペンギン

 
ペンギンの性格は人懐こくて社交的、好奇心旺盛といわれています。
南極で生態を探るために人間がカメラで撮影していると、ペンギンたちが集まってきます。
陸の寒く厳しい環境には外敵が少なく、警戒心があまりないので寄ってくるようです。

動きが可愛いペンギン

ペンギンは寒くなると集まって身を寄せ合い、体を温めます。
この様子を「ハドル」といいますが、まるで「おしくらまんじゅう」をしているみたいです。

ペンギンの子育て

ペンギンの子育ては、オスとメス協同でします。
ペンギンのメスが卵を産むと、オスが卵を温めます。
メスがえさのため海へ行っている何か月間もの間、オスは何も食べずに卵を温めるのです。

子育てに注ぐ愛情!?

メスが戻るころ、オスはげっそり痩せているようです。
極寒の環境の中、とても厳しい子育てをしていますね。
愛情が深く、何年も同じ相手と繁殖する例も多いようです。
夫婦で協力して子育てするエピソードは、とても微笑ましいですね。

ペンギンの名前の由来は

ペンギンの名前は「太っちょ」「太い」という意味が関係しています

ペンギンの名前の由来はラテン語が由来といわれています。
ピングウィス:太っている(ラテン語)という言葉から
ペングウィーゴ:太っちょ(スペイン語)
という意味の言葉がうまれ、それが訛りなどで変化し、「ペンギン」になりました

確かに「太っている」よりも「太っちょ」の方が、愛らしいペンギンの姿がよく表れている言葉に感じますね。

関係があるとして取り上げられることの多いオオウミガラス

ペンギンとオオウミガラス

時折ペンギンとオオウミガラスの関係に言及されることがあります
現在南半球にいるペンギンとオオウミガラスは別種です。
オオウミガラスはチドリ目ウミスズメ科に分類されます。
オオウミガラスはその後乱獲が原因で絶滅してしまいました。

現在北海道に生息するウミガラスもまた、絶滅危惧種に指定されています。
「カラスによく似た海の鳥」としてウミガラスと呼ばれています。
鳴き声がオロロンと聞こえることから、別名オロロン鳥とも呼ばれます。

ペンギンのことをもっと知ると親しみが増す

可愛さで私たちを魅了するペンギンは、性格も親しみのある海の鳥でしたね。
ペンギンを見る際は、人懐こさや夫婦仲の良さを観察してみると面白いかもしれません。